講師の心得・ガイドライン

「スモスタDIY」では、受講生の皆様にDIYの楽しさと技術を安全かつ心地よく学んでいただくため、講師の皆様に共有・遵守していただきたい「心得」をまとめています。

私たちは単に技術を提供する職人ではなく、受講生一人ひとりに寄り添う「サービス業・接客業」のプロフェッショナルです。以下のガイドラインを常に念頭に置き、講座の運営をお願いいたします。

1. プロフェッショナルとしての身だしなみ・オーラルケア

受講生と近い距離で指導を行うため、身だしなみや清潔感は非常に重要です。納品物を仕上げる職人の現場とは異なり、スクールは「接客の場」であることを意識してください。

オーラルケア(口臭対策)の徹底

特に作業音や工具の音が大きい会場では、受講生の耳元や至近距離で話す機会が多くなります。そのため、口臭や体臭への配慮は必須です。

原因の予防・改善

口臭の主な原因となるプラーク(歯垢)や歯石の除去、虫歯・歯周病の治療・予防に日頃から取り組んでください。

定期健診の推奨

歯科医院での定期検診(半年以上行っていない方は要注意です)や、毎日の丁寧なブラッシング・デンタルフロスの使用、講習前のブレスケアを徹底しましょう。

清潔感のある身だしなみ

作業着の汚れや匂い、髪型や手元など、受講生から見て不快感を与えない清潔感を心がけてください。

2. 受講生に対する姿勢と教え方

受講生は弟子や後輩ではありません。リスペクトを持って接し、丁寧な指導を心がけてください。

威圧的な態度の厳禁

体罰はもちろんのこと、大きな声で怒鳴る、強い口調や高圧的な態度で指導することは固く禁じます。

誰もが安心して発言・質問できる、温かく温和な雰囲気づくりに努めてください。

「生徒ができないのは講師の責任」という意識

例えば、一度教えた作業を後から再度頼んだ際、受講生ができなかったとします。その際、呆れた顔をしたり、受講生の出来が悪いような態度をとることは絶対に避けてください。

教え方の見直し

一度に伝わっていない、あるいは理解しきれていない場合、原因は「講師の教え方・確認不足」にあります。

確認の徹底

1度目に教えた際、「しっかり伝わっているか」「正しく理解できているか」を丁寧に見極め、必要に応じてその場でもう一度実践してもらうなど、確認のプロセスを大切にしてください。

受講生が同じ失敗をしたときは、ご自身の教え方を振り返り、アプローチを見直す機会として捉えてください。

3. スクール運営における優先順位と役割

「進行の早さ」よりも「生徒一人ひとりに寄り添う指導」

スクール会場の多くはオーナー様からご提供いただいた場所であり、「参加者の人数や習熟度によって当日の進行が遅れる場合がある」旨は、オーナー様にもあらかじめご了承いただいています。万が一時間内に終わらなかった場合は、オーナー様ご自身で進めていただく約束になっています(※もちろん必要なサポートは行います)。

作業に没頭しない

講師ご自身が現場のように黙々と作業の手を動かしてしまうのが一番良くありません。

誰のための講座か考える

仮に10名の参加者がいる現場で、講師が焦って手を動かして喜ぶのはオーナー様ただ一人です。残りの9名が置いていかれ、暇を感じる講座になってしまっては、90%の受講生が不満を抱く最低の講座になってしまいます。

オーナー様も大切なお客さまですが、オーナー様だけのために動くのではなく、「受講生全員の満足度」を第一に考えて行動してください。

4. 全員参加の場づくり(暇な生徒を作らない)

講座には、自発的に手を動かす積極的な受講生と、指示を待ってしまう控えめな受講生の両方がいます。

様子を観察し、声をかける

控えめな受講生は「何をすればいいかわからない」状態で立っていることが多くなります。常に全体に目を配り、指示待ちになっている受講生には積極的に声をかけて具体的な作業を指示してください。

1人で作業させることが不安な場合は、2人1組(ペア)になって取り組んでもらうなどの工夫も有効です。

「ただ立っているだけの時間」をできる限りゼロにすることを目指してください。

待ち時間を価値に変える「おすすめの一工夫」

特に初心者が多い日や、作業の待ち時間が発生した際には、講座の進捗とは直接関係のない「プチ練習お題」を提供してみましょう。

練習お題の例

  • 余った端材を使って丸鋸(マルノコ)の切断練習をする
  • 端材にビスを打ち込む練習(真っすぐや斜めに)をする
  • 角材にぐるっと綺麗な墨付け(さしがねの使い方)をする練習をする

経験者には簡単な作業でも、初心者にとっては「新しい発見や学び」となり、大きな満足感に繋がります。講師のアイデア一工夫で、講座の満足度は大幅に向上します。

5. 安全管理と危機管理(朝礼の徹底)

DIY講座では電動工具や刃物を扱うため、安全管理は最優先事項です。作業開始前の「朝礼」をきっちり行うことを徹底してください。

朝礼の実施と手引きの遵守

毎回の講座開始前に、必ず受講生全員を集めて朝礼を行ってください。

朝礼の内容や調整については、電動工具ボックスに入っている「朝礼の手引き(パウチ)」、または過去に共有した「調整の手引き」の内容通りに進めていただければ問題ありません。

朝礼でお伝えるべき主な内容

  • 注意事項・危険予知(KY)
    当日使用する工具や作業工程における危険ポイントの共有
  • 電動工具使用時のルール
    保護具(ゴーグル等)の着用、正しい取り扱い方法や手元の注意点
  • 作業中の監視と整理整頓
    作業中も危険な姿勢や手元になっていないか常に気を配り、足元のコード類や刃物の置き場所など、ケガの原因となる要素を排除してください。

6. 写真撮影・SNS・個人情報の取り扱い(※追加重要項目)

受講生のプライバシー配慮およびスクールの信頼維持のためのルールです。

撮影の確認

講座風景の写真・動画を撮影してSNSやHPに掲載する場合は、必ず事前に受講生全員へ「撮影およびメディア掲載の可否」を確認してください。

個人情報の保護

受講生の連絡先や個人情報を個人的に取得したり、講習目的以外で使用することは厳禁です。

受講生にとって「楽しかった!」「自分でできた!」という達成感や思い出を持ち帰っていただけるよう、講師一同、一丸となって質の高いスクールづくりを目指していきましょう。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

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